絵画・イラスト     

このジャンル分けはかなり大雑把と言うか、私の趣味の一貫性の無さが
表れたものです。一般的な芸術と言える部分ももちろんありますが
和洋・新旧・バラエティに富んでいるのですが、共通点は見いだせないと
思います。
結局は「私が気に入ったもの」なのでしょう。
具体的にどの絵と言う程では無いのですが、画家・イラストレーターとして
好きな方を紹介することにします。

エッシャー おそらく最初に見た時は作者の名前も知らなかったと思う。いわゆる「だまし絵」の世界では有名なものが多数有る。この作家を本格的に知ったのはどこかの百貨店で開かれた展覧会だったと思う。数学者でもあるエッシャーは凄い緻密さで常識を打ち破る様な作品を描き続けた。一度見たら忘れられないSF的な驚きに満ちたものである。対象物と背景、2次元と3次元、上と下、外と内の様に相反すると思われるようなものの境界を曖昧にする技法は見事としか言えない。そう言えばSFミステリーで「エッシャーの国の殺人」と言うものが日本人作家の作品で有った。
モネ 以前に友人に連れられて行った展覧会で見たものに感動した。「睡蓮」他、光にあふれその風景に吸い込まれそうな気がした。見ていて凄く落ち着ける。今で言うと「癒される」効果が有るのだろう。概して印象派の作品は好きなのでは有るが、その中でもモネは自分の中では一番好きである。
マリー・ローランサン これも百貨店の展覧会で見たのが気に入るきっかけだった。比較的多く行われている様にも思うが、ピンク系の淡い色使いが自分には良い様である。
アルフォンス・ミュシャ アールヌーボーの作品が好きな友人に連れられて行った展覧会がきっかけである。比較的最近の作家で、ポスターや広告等、身近な媒体の作品が多いのも入りやすさが有ると思う。テレカやCD−ROMの作品集も買ってしまった。パソコンの壁紙にするのも良いかもしれない。
武部本一郎 表紙の絵に惹かれて買った初めての本が東京創元社の創元推理文庫「火星のプリンセス」であり、その表紙を描いたのが武部画伯である。国内のみならず海外でも評価が高いらしい。それくらいこの表紙のデジャー・ソリス(この作品のヒロイン)は衝撃的であった。これで私のSF好きは更に加速したのである。