普通の日記以外にも読書日記を付けることにしました。不定期の更新です。 


日付 曜日 内 容、 他 読み終わった本
2001/12/27 暗い近未来(?)の話。恐怖政治国家に政治犯として囚われた囚人達に脱出のチャンスがあるのが独裁者の誕生日イベント。その檻からの脱出の話である。8人の男女、それぞれ職業も性格も異なる彼らは果たして死の罠をかいくぐって生きて脱出できるのだろうか? 短いので読みやすいが、続きが知りたいと思ってしまう。 日曜日には鼠を殺せ
山田正紀 著
2001/12/22 ついにクリスタルパレスに乗り込んだが、そこでグインが見たものは・・・。そこではレムスの本心が語られるが、流石にこの作者は屈折した心理を巧みに表現している。でも全く動じないグインも良いああ。今回は特にいくつかの謎が解き明かされる。グインに反応する古代機械。なぜ、第一話でリンダとレムスがルードの森に転送されたのか? の答えが・・・。またリンダが復活と言うか眠りから覚めてグインと共に脱出する。続きが楽しみである。 グインサーガ第82巻
アウラの選択
栗本薫 著
2001/12/21 276巻、今年のローダン10冊目。最近は書店に出回る数が少ないのか売り切れが多くなっているような気がする。おもあれ「大群」サイクルも佳境であり、「偽神」が姿を現してきている。今回の話は「大群」が太陽系までやってくるが偽神に敵だと思われないように科学が進んでいないように地球全体で偽装すると言うもの。西側諸国とアジア・アフリカ連合の二大勢力が戦争状態になっていると見せかける。その中で手違いが起こり・・・。
ちょっと「終わりよければ・・・」と言う感じの展開だが、まあ良いかな。
宇宙英雄ローダン・シリーズ
第276
偽装作戦発動!
フォルツ&ヴルチェク
2001/12/06 脳の再手術で元にもどって復活できるか?数々のピンチにも持ち前の強運(だけじゃ無いのだけどね)でギリギリで切り抜ける。話が長くなった分、エピソードも増え登場人物達の気持ちが良く分かる。一気に読んでしまえる一冊である。ただ、その為に辛いエピソードもあるからなあ。 真・無責任艦長タイラー5
復活編
吉岡平 著
2001/11/29 ファミリーマートで思わず買った本である。「パラサイト・イヴ」以来、作品を読んでいなかった瀬名さんだったがタイトルと作品紹介に惹かれてしまった。閉館するプラネタリウムの技師兼解説員が主人公になり時間を超え、その時代の人々に出会う。「人の思い」と「プラネタリウム」とが上手く表現された感動的な好きな作品だった。 虹の天象儀
瀬名秀明 著
2001/11/15 275巻である。原作版では550巻、かなり進んできた。偽神たちの行動の謎が少し判ってくる。また、「大群」がついに太陽系を通る事に。ローダン達はそこで偽装工作をする事になる。地球が未だハイパーエネルギーを使えないレベルの文明であると見せかける。さて大群はどう反応するのか先が楽しみである。 宇宙英雄ローダン・シリーズ
第275
偽神の霊薬
ダールトン&エーヴェルス
2001/11/10 以前に買っていたが、やっと読むことが出来た。宮部みゆきさんのデビュー長編である。犬のマサの視点で書かれている珍しい話である。途中で別の人間の話に切り替わり最後には収斂していく。なかなか飽きさせない。話としてはかなり悲惨なものだが(そんなに多く読んだ訳じゃ無いが宮部さんの作品には影を持つと言うか暗い部分がある様に思える)マサと飼い主の探偵一家の暖かさが生かされている様に思う。 パーフェクトブルー
宮部みゆき著
2001/10/31 エマノンシリーズの初めての長編なので期待して読んだ。期待を裏切らなかった。流石である。今回はエマノンの双子の弟が登場する。もちろん二卵性である。彼にはエマノンとも違う能力を持つ。それは何故か? 少し前に読んだ「エボリューション」(↓)と近いネタなのであるが使い方が全く違うので続けて読んでいないと気にはならないだろう。でも途中には悲しい事もあるが最後には感動できる話だった。 かりそめエマノン
梶尾真治 著
2001/10/31 前作(1巻目)は田中芳樹さんのものであるがこれからは別の作家さんが書くらしい。今回は新キャラクターが登場する。一般人の女性で超能力も何も持っていない。巻き込まれた形であるが主人公達の中にあって一番、常識的で行動力は持っているようだ。実際には逃避行なのではあるが、なかなか楽しかった。主人公達のキャラクターが明るいのでかなり救われている。結構、悲惨な話でもあるからね。先が楽しみでもある KLAN U
田中芳樹 原案
霜越かほる 著
2001/10/28 エイリアンものの映画のノヴェライズである。「宇宙からの物体X」やちょっと違うかもしれないが「アンドロメダ・・・」の雰囲気もあるが、実際は「ゴーストバスターズ」なのである。軍や役所よりも個人の専門家(?)たちの活躍が痛快なのである。 エボリューション
エレノア・フリーモント 著
2001/10/26 遅ればせながら買った(実は忘れていた)。流石、主人公はグインだと感じた。充分にヤンダル・ゾックと渡り合っている。やり込めているところは痛快でもある。ただ、周囲の人々にとっては実際にはそれどころじゃないのであるが。レムスの本当の気持ちが吐露されたのも興味深い。弱い者の中にも少し歪んでいるのかもしれないが強靱さを見る思いがした。 グインサーガ第81巻
魔界の刻印
栗本薫 著
2001/10/20 今月は買うのを忘れていて、いつもより10日遅れで買うこととなった。近くの書店でやっと1冊残っていたのを発見できた。さて、内容は「サイノス」の謎の話と、痴呆化に対抗する防御ネットの開発とテスト飛行の話で、インペリウム・アルファの対抗勢力であるホモ・スペリオルが絶滅した後の地球が久々に描かれている。どちらかと言うと枝のストーリーである。と言うことでもう一つかな。 宇宙英雄ローダン・シリーズ
第274
影なきオベリスク
マール&フランシス
2001/10/18 文庫になったので買ってみた。何と千里眼シリーズも次々に文庫化されるらしい。この「後催眠」は「催眠」より前の話であるが期待した以上に面白かった。最後には上手くパズルが完成するように謎が明らかになっていく。それだけでは無く静かな感動のラストには思わず泣いてしまうかもしれない。 後催眠
松岡圭祐 著
2001/10/12 遂に方臘も平定するが犠牲者は多かった。戦って死んだもの、毒矢、毒を盛られたもの、焼け死んだもの、熱病で死んだもの等々・・・。平定した後もみんな離散していく。あまりにも悲しい。元々後半部分は著者がかなり変えたらしい。以前に読んだものとは違うとは思っていたが・・・。 悲華 水滸伝 五
杉本苑子 著
2001/10/09 帝の招安を受けた梁山泊軍は宋の北部に攻め込んで来ている遼を迎え撃ち平定する。まだ、ここまでは良かったのだが南方の方臘攻めは困難だった。108人の中からも犠牲者が出始める。 悲華 水滸伝 四
杉本苑子 著
2001/10/03 久し振りに浅見光彦ものである。実は単行本では出ているのだが文庫や新書しか買わないのでね。珍しく最初から依頼されて(それも政府関係者から)の調査である。利尻島から始まった事件は国防に伴う(ちょうどテポドンの事件の頃だった)納入業者と役人の不正が・・・。 氷雪の殺人
内田康夫 著
2001/10/01 この巻で遂に108人(108星)が全員、梁山泊に集合した。九天玄女の巻物には108星の名前が書いてあるのがいつ読んでも圧巻である。 悲華 水滸伝 三
杉本苑子 著
2001/09/27 ますます、英雄たちが集まってくる。やっぱり集まってくるそれぞれのエピソードが面白いなあ。 悲華 水滸伝 二
杉本苑子 著
2001/09/21 元々水滸伝は好きなので文庫本で見つけて久し振りに読みたくなったので買ってしまった。杉本苑子さんのは読みやすい。まずは豹子頭林冲が登場する。私が初めて出会った「水滸伝」は日本TV系のドラマだった。それも林冲が主役(108星全員が主人公なのだが)だったので入りやすかった。 悲華 水滸伝 一
杉本苑子 著
2001/09/19 真・タイラーの4巻目。いよいよタイラーとアザリンの出会いである。この「真」のシリーズは以前のものに比べて内容が詳しくなっていることもあり、さらっと流していた話も結構、重たく暗い部分がある。その分、タイラーの本当の優しさや人間らしさが分かり易くなるのは良いのだけど・・・。やっぱり辛い部分も多い様な気もする。 真・無責任艦長タイラー4
虜囚編
吉岡平 著
2001/09/19 以前に読んだのは、この本の最初の3編だけで、未収録や書き下ろしが有って「完全版」になった。「鏡の国のアリス」をモチーフしていて鏡を境に「虚」と「実」が入り乱れた興味深い話になっている。 反在士の指輪
川又千秋 著
2001/09/15 壊れた物を元に戻すと言っても、その物の時間を巻き戻すのだが、短編のそれぞれの話に効果的に生かされている。心温まる良い話ばかりで結局はモノより人の気持ちが大事であることを気付かしてくれる。 よろずお直し業
草上仁 著
2001/09/13 時間の遅延効果と言う敵の攻撃から何とかして脱出しようとするが、同じ効果を持つミュータントのタクヴォリアンの活躍で辛くも脱出できる。後半は最近登場の新たな勢力である「サイノス」たちが登場する。すごい超能力を持つが愚かだったので結局は全滅することに。まあ、面白かった。 宇宙英雄ローダン・シリーズ
第273
テラナーとサイノス
クナイフェル&エーヴェルス
2001/09/?? 読み終わった日は忘れた。しかし吉岡さんらしくマニアックなネタや時事ネタがたっぷりで楽しめた。今なら「仮面ライダーアギト」ネタでも分かるが、数年後は忘れていそうな気もする。でも面白いから許せる。 セコポリ
吉岡平 著
2001/08/17 272巻。ローダンの旗艦<<マルコ・ポーロ>>は「大群」内に潜伏していたが、不注意が重なって、敵の侵入を許してしまう。館内に残っているミュータント部隊員はリバルト・コレッロとイルミナ・コチストワの2名のみ。  この様に危機的展開の方が面白くなる。「大群」サイクルも佳境か。 宇宙英雄ローダン・シリーズ
第272
<マルコ・ポーロ>強行出撃
ヴルチェク&フォルツ
2001/08/11 ケイロニアのグイン、ゴーラのイシュトヴァーンはそれぞれ動き出し、片やグインは両方のパロの使者の訪問を受け慎重に状況を見極めようとし、尋ねてきたヴァレリウスは自らが正しい事を確信し感激する。一方、イシュトヴァーンは突然現れた敵の秘密を探ろうとするが、そこにはゾンビ兵らしきものが・・・。流石にここまで来ると大きな流れが感じられ、まあ100巻では収まらないと作者も書いているが、5年以内には100巻に到達するらしい。その先は、どうなるのだろう。 グインサーガ第80巻
ヤーンの翼
栗本薫 著
2001/08/10 ヤングは殺し屋を使って主人公の恋人を決闘を使って(合法的に)殺してしまう。そこで「復讐の女艦長」である。仲間のお陰で、黒幕も明らかにし、やはり「決闘」で復讐を遂げる。が、艦隊からは半給休職に。
このシリーズは戦争ものであるので、毎回の如く犠牲者が出るが、今回はちょっとショックだった。
紅の勇者オナー・ハリントン4
復讐の女艦長(下)
デイヴィッド・ウェーバー著
2001/08/07 シリーズ4作目は前作までと違って艦隊戦では無く、王国内部の政治絡みの話に。3作目で敵前逃亡をはかった(主人公の「天敵」である)パヴェル・ヤングは軍事裁判を受けるが、彼が野党の重鎮議員の息子であったことから政治の駆け引きが始まり、極刑は免れれてしまった。しかし、軍籍を剥奪されると言う不名誉に主人公を更に恨むようになり・・・。 紅の勇者オナー・ハリントン4
復讐の女艦長(上)
デイヴィッド・ウェーバー著
2001/08/03 あの「銀河英雄伝説」の作者が「創竜伝」とも違った「変身もの」の冒険小説(?)のシリーズ(になる予定)の序章にあたる部分で最初はアニメ化を想定してあり、最初と最後を作者が書き、その間を色んな脚本家が書くような話であったらしいが、形が変わって小説でその形式にするらしい。結構、楽しめた。でも今後の作品(別の作家の)がどうなるかが不安でもあり楽しみでもある。 KLAN
田中芳樹 著
2001/07/26 ゲーム「サクラ大戦」、「サクラ大戦2」のOVAのノヴェライズです。と言ってもOVAの脚本家が書いているので良いですねえ。実際、ビデオ全6巻の内、半分しか見ていませんが、この本で充分にわかります。中にはビデオとは違った見方の話もあるし、なかなか面白いです。 サクラ大戦 〜轟華絢爛〜
川崎ヒロユキ著
2001/07/23 タイトルで分かる通りJ・R・R・トールキンの「ホビットの冒険」からとったもので、私自身は「ホビットの冒険」は持ってはいるが恥ずかしながら未読である。ともあれ、この作品はスペースオペラとしても単純に面白い。クローン、亜光速航行、ワームホール、右らせんと左らせん、超文明の遺跡、等々・・・。主人公の冒険にもハラハラさせられる。 ノービットの冒険
パット・マーフィー著
2001/07/23 吉岡平さんの新作。今までの作品で言うと「妖世紀水滸伝」に雰囲気が近いかも。でもカードで召還すると言うのは最近では良く有るものかもしれない。でもそれはともかくやっぱり面白い。伏線も沢山張ってあるしねえ。今後が楽しみなシリーズである。 神牌演義1
ニーハオ!新宿
吉岡平 著
2001/07/13 シリーズ271巻。6月が休みなので2か月ぶりである。今回はミュータント部隊のメンバーが活躍するのが楽しかった。前半は初期の部隊員のグッキーとラス・ツバイが活躍し、後半は彼らに加えてハルト人のイホ・トロトと新ミュータント部隊員のバルトン・ウィト、メルコシュそれに今回一番活躍したタクヴォリアンだった。登場以来、最も活躍した話だった。謎のキャラクターも出たのだが、これは伏線なのか?う〜ん、先は長いからなあ。 宇宙英雄ローダン・シリーズ
第271
パニック・フィールド突破!
ダールトン&エーヴェルス
2001/07/06 後編である。恐竜帝国との戦いもいよいよ佳境になり、帝王ゴールも出てくるし、真・ゲッターロボも遂に起動する。ビデオ版の最終巻は未見なので違いは分からないが、それなりに上手くまとまっていると思う。 真ゲッターロボ対
 ネオゲッターロボ(下)
遠藤明範 著
2001/06/30 シリーズ第4弾。好きなシリーズで第1作目はアメリカでTV化された(原作とほとんど違っていたけど)けど、他のも映像化して欲しい。トム・クランシーのは「ジャック・ライアン」のシリーズもね。サブタイトルの「殲滅の周波数」とは特殊な低周波兵器で人を発狂させて、殺し合いをさせるもので、それを発見したアメリカの科学者が外国のスパイを通じて高値で売ろうとするが、ネットフォースはそれを阻止する事が出来るか?と言う話。いつもながら、段々物語が収束して解決していくのが楽しい。 ネットフォースW
殲滅の周波数
トム・クランシー&
スティーヴ・ペリー&
スティーヴ・ピチェニック 著
2001/06/11 これも栗本さんの本ですねえ。グインの79巻です。久々にグイン、イシュトヴァーンも登場しいよいよ「三国志」になってきました。一冊分でも、小説世界での時間はほとんど経っていない。あと21冊ではとても終わらないだろうなあと実感してしまいます。流石に一気に読んでしまいました。 グインサーガ第79巻
ルアーの角笛
栗本薫 著
2001/06/05 第6巻にして、遂に最終巻である。いやあ、一時はどうやって収拾をつけるのかハラハラしていたけれど、流石に栗本薫さん、たいしたものだと思う。でも他の5巻に比べて結構、分厚かったけどね。ともあれ、良い形で終わったと言うか、続いたというか・・・。しかし、恐ろしい展開になりかかったようで、「魔界水滸伝」や「魔境遊撃隊」の様な話になりかけたりしたけど、やっぱり「最後の対決」のシーンは一気に読んでしまった程、面白かった。まだ続きが読みたいなあ。あとがきであるように、続編もありそうだしね。 真・天狼星 ゾディアック6

栗本薫 著
2001/06/04 第5巻。伊集院大介が精力的に動く。被害者の過去を調べ、新たな手掛かりが・・・。深夜の六本木では、その手掛かりを元に、あるゲイバーに潜入するが、あっけなく伊集院大介の正体がバレて、遂に敵のグループのリーダーと会うことに。あのシリウスとさえも共闘しようと考える伊集院大介は、果たして事件を解決出来るだろうか。あと1巻。 真・天狼星 ゾディアック5

栗本薫 著
2001/05/31 第4巻。今回はアメリカからニューヨークより警部と犯罪心理学が専門の捜査官がやってきて「ビッグ・アップル・ヴァンパイア」と「トーキョー・ヴァンパイア」について伊集院大介に相談に来る。ここでの会話は結構、面白い。実在の犯罪のプロファイリングの話などは、良く調べて有る物だと思う。そんな間にも、劇場では新たな殺人が・・・。 真・天狼星 ゾディアック4

栗本薫 著
2001/05/29 第3巻。今回は、登場人物の一人「竜崎晶」が演じる舞台のミュージカルが見物かなあ。まるで「ガラスの仮面」での劇中劇のようで面白い。作者は舞台の演出もしてるし、舞台には造形が深いから生き生きしている。ガラスの仮面じゃ無いけど、新たな作品が出来る程のネタを使っている。栗本さんの作品なら「グインサーガ」の系統に近いかなあ 真・天狼星 ゾディアック3

栗本薫 著
2001/05/28 全6巻(単行本の時は毎月出たらしい)の第2巻です。少しずつ手掛かりが出てきますが、今回の注目すべき点は少し前からの作品から登場しているアトムくん(ハンドルネームだね)が伊集院大介の助手として、特にパソコン、ネット関係で活躍していることかな。犯罪自体も変化しているのかなあ。 真・天狼星 ゾディアック2

栗本薫 著 
2001/05/25 これは真夏のホーリーナイトに続く「よろず電脳調査局ページ11シリーズ」の第二弾。結構、この作者とは感性が近いのか、すごく読みやすい。タイラーと同じく朝の通勤電車内で読み終わってしまった。電脳と言ってもハードSFではなく夢の有る小説で、読み終わった後、良い気分になれた。これを見て読む人が居ればハヤカワ文庫の「ミルキーピアシリーズ」から読んで欲しい。オススメ。 今後も続きが読みたいなあ。 よろず電脳調査局ページ11
鋼鉄の天使
東野司 著
2001/05/23 最初に読んだときに、あれっと思った。読んだことが有る話だなあって。最初は「新・天狼星 ヴァンパイア」の続きと思っていたんだ。でよく見るとタイトルは「新・天狼星」じゃなくて「真・天狼星」だった。「幻魔大戦」も下の「無責任艦長タイラー」も同じ話を書き直したものなんだよね。と言うことで「新・天狼星 ヴァンパイア」と話は同じだけど、細かいところが違っているようだ。6巻続くので楽しみではある。 真・天狼星 ゾディアック1

栗本薫 著 
2001/05/21 これは朝の通勤電車の中で読み終わってしまった。約1時間だった。主人公のタイラーは昔の富士見文庫版に比べると、かなり人間的な激しさを持つようになったと思う。イラストの違いも有るけど、昔とはイメージが変わったねえ。CDドラマでは山本正之さんが声をアテていたからねえ。植木等さんがモデルだったし。胃までは美形で熱い男だもの。これも先祖の性格の影響かな? 真・無責任艦長タイラー3
邂逅編
吉岡平 著
2001/05/16 本当に長かった。前作が1月に読み終わったから4か月かあ。800頁以上あるものなあ。普通だったら上下巻だものなあ。などと愚痴を言っても始まらないので、ちょっと内容について。流石に最初は展開が緩やかであったのだが話も後半を過ぎると、立て続けに殺人が起きる。普通では考えられない様な動機で(今までこんなのは無かった)  600頁を過ぎると一気に読み終わってしまった。いやあ、いつも思うけど盛り沢山な話だなあ。それでこんなに長くなるのかなあと改めて感じた。 鉄鼠の檻

京極夏彦 著
2001/05/15 ローダンシリーズ第270巻。2つの話は共に「サイノス」が登場します。「大群(偽神)」とは別の第三の勢力で「秘密帝国」とも呼ばれています。ここ最近の話の中では結構、面白かった。最近良く登場するダライモク・ロルヴィクとタッチャー・ア・ハイヌの掛け合いも面白かったのですが実は二人とも超能力があり、「新ミュータント部隊」の一員になるとは思ってもみなかった。思えば初期のミュータント達と違って、かなりバリエーションが豊かになったようだ。テレパス・テレキネス・テレポーターばかりだったからね。 宇宙英雄ローダン・シリーズ
第270
サイノスの攻撃
エーヴェルス&フォルツ
2001/05/10 これは、ノンフィクションです。今まではフィクションだけと考えていましたが今後は含める事にします。 さて、これは「スタートレック」でミスタースポックを演じたレナード・ニモイさんの自伝であり、演じる側から見た「スタートレック」の内側です。以前(と言ってもかなり昔)に「私はスポックでは無い」と言う本を出版していました。実際、それが今頃翻訳されたと思っていたのですが、実は新作でした。 ファンのみならず非常に興味深いものでした。 わたしはスポック

レナード・ニモイ 著
2001/04/19 エマノンシリーズの第二短編集です。これも徳間デュアル文庫版です。実はこっちを先に買ったのだけど、前作の文庫が見つからなかったので置いていたのだ。でもやっぱり良いもんだなあ。長編も待ち遠しい。梶尾さんの話はリリカルで良いのだけど映像化するとちょっとグロくなるからなあ。 さすらいエマノン
梶尾真治 著
2001/04/13 ローダンシリーズ第269巻。「大群」サイクルもいよいよ佳境か? 痴呆化放射の影響も薄れて回復してきた人類が、旗艦「マルコ・ポーロ」を再度発進させ「大群」へと向かう。「黄色い征服者」に対するウイルスを開発して対抗する。なんてあらすじを書いても、読んでいない人にはさっぱりわからんだろうなあ。今回は犠牲者も出たしちょっと暗いなあ。最近はウイルスネタも多い様だ。「3001年」もそうだし、「ID4」もそうださしね。 宇宙英雄ローダン・シリーズ
第269
三惑星ウィルス包囲網
クナイフェル&フランシス
2001/04/08 千里眼シリーズの最新刊です。前作「千里眼/運命の暗示」で死んだと思われた友里佐知子が生きていた。「千里眼」岬美由紀と「催眠」嵯峨敏也が挑む最終決戦! と言うオビで、最初から稲垣吾郎の(それもNHKでの阿倍晴明役の)という最新のネタが出てもう嬉しくなってしまい最初から引き込まれましたねえ。もっとも作者自身が嵯峨敏也を稲垣吾郎君をイメージしているからねえ。更に友里佐知子が実は○子の娘だったとは。う〜んサービス精神が旺盛な作者です。これはハードカバーだけどオススメです。「千里眼」以降のシリーズも映画化しないかなあ? 千里眼/洗脳試験

松岡圭祐 著
2001/04/05 これはアニメ化もされた<星界>シリーズの最新刊です。主人公のジントは王女ラフィールとともに故郷ハイド星系へと向かったが!? と言うのが本のオビに書いてあります。主人公が故郷と帝国の間で苦悩して成長して行くところを描いてはいるのですが、周りのキャラクターや文体も有って、そんなに重くなく読みやすい。最近では少なくなった日本のスペースオペラ(ちょっと違うような気もするけど)ですね。 星界の戦旗V
森岡浩之 著
2001/04/04 これは徳間デュアル文庫から出たもので、以前にも徳間文庫で出ていましたが新作が追加されています。短編集です。「エマノン」と言うのはそれぞれの話に登場する女性の名前(と言っても記号のようなもの:NO NAMEのさかさ読み)です。彼女は地球上に生命が誕生してからずっと(約30億年!)記憶を受け継いでいます。ただ、娘が生まれると記憶は娘に引き継がれるのです。そう言ったシチュエーションでそれぞれ別のエマノンが絡んできます。もう一つの短編集「さすらいエマノン」もデュアル文庫で出ていますし、そのうち長編も出るらしいです。楽しみ! おもいでエマノン
梶尾真治 著
2001/04/02 あの「2001年宇宙の旅」から始まるシリーズの完結編です。単行本は出ていたのですが文庫版が2001年に発売されたのは偶然では無いでしょう。4月7日からは「2001年宇宙の旅」の新世紀特別版がロードショー公開されるからね。この本の内容としてはモノリスの謎の解明や、あっと驚くような結末まで、なかなか読ませます。この作者の作品は章毎にタイトルが付いているので好きなのです。目次を見てもワクワクする。 3001年 終局への旅
アーサー・C・クラーク著
2001/03/29 角川スニーカー文庫から出た、OVAのノヴェライズで原作は永井豪・石川賢の両先生です。でもやっぱりこれはビデオで見て欲しいなあ。でも流石に表紙イラストは石川賢さんなので良いです。ゲッターロボのシリーズを見ていないと分かり難いかもしれないけど、ゲッターロボのファンならオススメでしょう。 真ゲッターロボ対
 ネオゲッターロボ(上)
遠藤明範 著
2001/03/19 徳間のデュアル文庫は結構、良いものが多いので好き。以前に読んだ「真夏のホーリーナイト」もそうだし、「おもいでエマノン」もね。谷甲州さんの小説では「航空宇宙軍シリーズ」が好きだけれど、この話も直接は出てこないが同じ歴史上のものになっているので親しみやすい。連続短編集なので読みやすいし、内容も面白い。遺伝子操作で作られた戦闘用の人間が脱走し、それを追うハンターや他の戦闘員達・・・。’88年に発表された作品を大幅に加筆・訂正を加えたものになっているので、以前に読んだ人でも大丈夫。 戦闘員ヴォルテ
谷甲州 著
2001/03/13 ローダンシリーズ第268巻。現在は「群れ」あるいは「大群」と呼ばれるサイクルで、もうすぐ終わるのかな?でもドイツでは2000巻出てるからねえ(日本版では1000巻分だけど)。黄色い征服者や播種船について徐々に謎が明らかに(なっているのかなあ?) ところで、しばらくお休みだったイラストの依光隆さんが復帰しました。心配していたので良かったです。何せ長いシリーズなので原作者も日本版のスタッフも大変だからね。 何だか全然、感想になって無いなあ(笑) 宇宙英雄ローダン・シリーズ
第268
惑星コクーンの免疫者
ダールトン&ヴルチェク
2001/03/11 著者自身が後書きで書いているように、思いっきりネタバレのタイトルです。話としては今までの落ち込んでた状況からようやく希望が出てきた感じでしょうか。とにかく、ようやく落ち着いたと言う感じですねえ。何と言ってもヴァレリウスの帰還は嬉しい展開で、頼もしく感じてしまった。次巻は6月らしいので待ち遠しいなあ。 グインサーガ第78巻
ルノリアの奇跡
栗本薫 著
2001/03/08 思わずタイトルが面白くて買ってしまった本。う〜ん、面白いと言うより変な短編集だった。SFファンの柔軟な幅広い感覚が無いと楽しめないかも。真面目な人には不向きな話である。好みが分かれるところでしょう。ふざけていると言うか悪趣味と言うか・・・。何せこの本のオビには「私たちはこの本を推薦できません」と多くの方の名前が書いてあるからねえ。 銀河帝国の弘法も筆の誤り
田中啓文 著
2001/03/04 ディープスペースナインと同様に角川文庫から出たものです。このシリーズも一旦終了。寂しいなあと思っていたら6月から再開との事。一安心。 ところでこの話はスタートレック30周年記念で放映された「スタートレック・ヴォイジャー」の1エピソードである「フラッシュバック」(邦題:伝説のミスターカトー)のノヴェライズです。
過去のキャラクターをどうやって登場させるかと興味を持って読んだのですが、いやあ流石ですねえ。タイトルを見れば分るかも。映画「スタートレックY 未知の世界」の場面も出てくるので、スタトレファンには堪えられませんねえ。6月からの刊行が待ち遠しいなあ。 
スタートレック ヴォイジャー
フラッシュバック
D・ケアリー 著
2001/02/22 真・タイラーのシリーズの2巻です。やっぱり面白いよね。最初のシリーズから10年以上経っているそうだけど、その間には子孫の話もあれば、最近は先祖の話も出ているからねえ。ある意味、前後に合わせて書き直した感じかな? それにアニメ版(全く見ていない)もあったしね。結局は同じ話だけど面白い! 未読の方はぜひどうぞ 真・無責任艦長タイラー2
奮戦編
吉岡平 著
2001/02/17 角川文庫で出版されている、スタートレック ディープ・スペース・ナインの小説の翻訳本。スタートレック ヴォイジャーの2大シリーズの翻訳はスタートレックのファンとしては嬉しいかぎり。ハヤカワ文庫も良いけどなかなか出ないからなあ。でもこのシリーズの翻訳もこれで中断されるのは残念。ぜひとも再開して欲しい。でも、スタトレファンにしか受けないのかなあ? スタートレック ディープ・スペース・ナイン
究極のゲーム
S・スコフィールド 著
2001/02/15 2か月ぶりのグインサーガ。今回はなんと言ってもアルド・ナリスの自害(?)から始まって、ゴーラのイシュトヴァーンやケイロニアのグインもスカールもマリウスもヴァレリウス(ギリギリに)も登場したし、久しぶりのオールスター総出演という感じ。でも本当に死んだのか? マリウスはまだ子供だし〜。 竜王に対する勢力はどうなるのか・・・。
次巻が(3月予定)が待ち遠しい。いい所で引くんだもん。
グインサーガ第77巻
疑惑の月蝕
栗本薫 著
2001/01/23 オリジナルのダーティペアの復活!とは言ってもルーキー時代の話だけどね。どちらかと言うとフラッシュよりこっちが好きだなあ。安彦さんのイラストも良いなあ。ムギ初登場の話。ムギの名前の由来なんかは爆笑モノ!
ムギはクァール族なのだけど、これが、かの有名なヴァン・ヴォークトの「宇宙船ビーグル号」に出てきた完全生物(だったかな?)なのです。高千穂さんも気に入ったのでしょう。ダーティペアにとっても最強の仲間だしね。
ダーティペア
独裁者の遺産
高千穂遙 著
2001/01/21 やっと「狂骨の夢」を読み終える。いやあ、凄いなあ。最後にはちゃんと話がまとまるんだから。「骨が怖い」そんなトラウマは実は私にもある。今でこそマシにはなったけど、テレビや映画で「骨」の出るシーンは目を背けてしまった事が多い。しかし京極堂さんは何でも知ってるんだなあ。と言う事は作者はもっと知ってるのか?
さて次は・・・未定。
狂骨の夢

京極夏彦 著
2001/01/14 また、割り込んでしまいました。ローダン・シリーズ267巻です。やっぱり長いです。ドイツでは2000巻がでたそうだから日本版は2冊分が1巻なので、このまま続けばまだ700巻以上出るんだよね。「群れ」サイクルももう少しで終わるのかな? 先の話を知りたければファンの方が詳しい内容をHPに載せてるから、それを参考にするのも良いかも。それで、内容だけども久し振りにミュータントが活躍する話だった、最近はゲリラ的な動きが多いのだけど、ミュータントが絡むと面白くなる。
さて、「狂骨の夢」に戻らないと。 
宇宙英雄ローダン・シリーズ
第267
黒い悪魔
ウィリアム・フォルツ著
2001/01/10 「真夏のホーリーナイト」あっと言う間に読めてしまった。通勤電車+αの時間で・・・。
軽いし読みやすかったのもあるけど、やっぱり面白いとね。 ハヤカワ文庫で出ている「ミルキーピア・シリーズ」にも関係有るし(作者はネクストジェネレーションと言っていた)ミルキーピアも 読み返したいと思った。
サイバーパンクって結構、読みにくいけど、この作者のは凄く読みやすいのでオススメ! 続きが出れば良いなあ。 アドレスが載っていたから作者にメールしてみようかな?
次は京極さんの「狂骨の夢」の予定。
真夏のホーリーナイト

東野司 著
2001/01/09 やっと「魍魎の匣」を読み終わる。 長かった。 かえって休みの時は進まないようだ。
正月休みと3連休にはほとんど進まないが、通勤してる方が電車の中で読む時間があるから本の内容はかなり複雑な話の様だった。 普通の探偵小説よりも、江戸川乱歩や夢野久作の本を読んでいる感じがする。
後味が良い物とは言えないがかなり興味深い。京極堂にはシャーロック・ホームズ的な手法もあるような気もする。かなり博学だし。

次は京極さんの本を読む前に、東野司さんの「真夏のホーリーナイト」を読む予定。
魍魎の匣

京極夏彦 著
2000/12/31 割り込みで一冊読んでしまう。火浦さんの「大豪快。」未来放浪ガルディーンの3巻目である。
実に2巻目から14年ぶり! 相変わらず、巻末の「大対談」も面白い。対談は火浦功、出渕裕、ゆうきまさみの3氏で色んなネタが出るか、私はほとんど注釈無しで分かってしまう。う〜ん、世代が近いのであろう(笑)
本編は相変わらずの火浦さんらしい内容で、何と新キャラも登場するが良いところで次巻に続く・・・。
次巻が出るのはいったい何時になるのだろうか?また14年後?(笑)

改めて「魍魎の匣」を読むことにしよう。
未来放浪ガルディーン3
大豪快。

火浦功 著
2000/12/28 「千里眼/運命の暗示」を朝の通勤電車内で読み終える。 凄く早く読める本はどんな感じかと言うと、読んでいて映像が見えると言うか、あたかも映画やTVのドラマを見ているような感じになれるもので、読んでいる意識が無いようなものである。
小説の内容は、「千里眼」「千里眼/ミドリの猿」の続編で感覚的に言うと、スターウォーズの3部作の様なもので「千里眼」がスターウォーズ、「千里眼/ミドリの猿」が帝国の逆襲ならばこの作品はジェダイの復讐にあたるものだと思う。すなわち、主人公(ヒロイン)である岬美由紀が「千里眼/ミドリの猿」で強大な敵の組織に捕まってしまい、この作品では、その彼女を救出に嵯峨敏也が向かう所から始まる・・・。 
「千里眼」は独立して読んでも良いけど、後の2作は必ず続けて読んで欲しい。もっともこの2作は文庫にはなっていないけど。できれば「催眠」も読むともっと面白さが広がる。「催眠」は映画とTVドラマになったけど嵯峨敏也をSMAPの稲垣吾郎さんが両方とも演じていて、作者もそのイメージが強いらしい。また、「千里眼」の映画で岬美由紀を
演じていたには水野美紀さんだった。 今回の「千里眼・運命の暗示」には2人とも出てくるので演じた2人のイメージで読むと楽しい。前作の最後と今回の最初は一体どうなるかと思うほど主人公達は敵に捕まったりコントロールされてしまっていたが、最後にはすっきり解決するからご安心を。 とにかく楽しめた本であった。

続いて読み始めたのは京極夏彦さんの「魍魎の匣」。
前作よりも更に分厚い!
千里眼/運命の暗示

松岡圭祐 著
2000/12/27 読書日記、今日からスタート。 
今日は京極夏彦さんの「姑獲鳥の夏」を読み終える。なかなかユニークな登場人物が興味深い。
もともと、お友達LINKにもある「エビグルちゃま」の勧めで読み始める。新書だがかなり分厚い。
まあ、長いのには慣れてるから大丈夫だけど。グルちゃま面白く読めたよ!
実は京極さんの本は全て弟のもので、借りて読んでる。父も弟も義妹(弟の嫁)もみんな本が好きなのであるが、ある範囲は共通なので回し読みをする事となる。

今日は新刊で松岡圭祐さんの「千里眼/運命の暗示」を買って読み始める。私にしては珍しくハードカバーであるが、これは早く読みたいので買ってしまった。「千里眼」「千里眼/ミドリの猿」に続く三部作の完結編なので楽しみ。
姑獲鳥の夏

京極夏彦 著