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サイエンス・フィクション。 これこそ、広大な領域を持っています。 スペース・オペラ、ハードSF、ファンタジー、サイバーパンク
ミステリーSF、・・・ほとんどあらゆる分野が広義のSFには含まれます。いずれは個別に分ける事になると思いますが、まずは
ランダムに好きなものを紹介していきたいと思います。


[SFとの出会い]
 
SFそのものは、TVドラマ(特撮ものや海外のSFもの)、映画、あるいは少年漫画雑誌でのイラスト(未来図)で
体験していますが、小説として読み始めたのはミステリーより遅れて、中学の終わりか高校の初めの頃でした。
好きなミステリー作家のアガサ・クリスティの作品をほぼ読み尽くした頃、近くの書店に入った私はいつもの文庫の
コーナー(創元推理文庫)を見ていました。 それまで気にならなかったSF(創元推理文庫SF)のコーナーを見て
いると、目を引いたタイトルが「宇宙のスカイラーク」でした。よく見てみると4作のシリーズで2作目が「スカイラーク3号」
でした。今、思えばサンダーバードやウルトラセブンでロケットやスーパーマシンに憧れた影響もあったのだと思います。
読んだら、ハマってしまいました。 いきなり、外宇宙に出たり、数光年(もっと長かったかも?)間での戦闘をするんですよ
もうスケールの大きさに驚きました。これが「センス・オブ・ワンダー」なんでしょうね。

宇宙のスカイラーク E・E・スミス 創元SF文庫 記念すべきSFを読んだ第1作目です。SFの入門書としてもオススメできます。
また、この作品で初めて銀河系を飛び出すという画期的なものでした。
第一作目のこの作品は、最初は地球上の普通の(?)研究所から始まります
ので、いきなり宇宙から始まるものより読みやすいと思います。ただし加速度
的に凄い話になっていきますよ。これこそスペースオペラでしょう。
銀河パトロール隊 E・E・スミス 創元SF文庫 これもE・E・スミスの作品で、もう一つの有名なシリーズの「レンズマン」
シリーズの一作目です。これは映画やTVでアニメ化されたのでご存知
の方もあるでしょうね。 スカイラークシリーズより更にスケールアップされた
世界が広がります。
火星のプリンセス E・R・バローズ 創元SF文庫 この作品は表紙で買ったと言っても過言では無いです。
火星シリーズの第1作ですが、この頃の文庫本の裏表紙にはシリーズの表紙
が載っていまして、それだけでも充分価値があります。そのイラストは武部
本一郎画伯のもので素晴らしいですよ。アメリカでは更に凄い評判だった
そうです。おっと、作品の概要を。 この作者の名前を知らなくても「ターザン」の
作者と言えば分かるでしょう? このシリーズは舞台は火星なのですがスペース
オペラと言うよりはヒロイックファンタジーでしょうね。 話は読みやすくすぐに
次を読みたくなりますよ。